忍者ブログ

束縛スル里

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

デスクトップ整理してたら・・・

今晩は。

愚腐弟です。


標題の件ですが、僕のPCのデスクトップがいらない(というかいつからそこにあったのか、何のためにおいていたのかわからない)ファイルで溢れていたので整理していたら、興味深い(僕にとっては)ファイルがあったので、なんとなく公開してみます。

まず一つ目。
wordのファイルです。
その題名は「心に残った言葉」。
一体何のことや・・・と思う間もなくファイルを開いてみると、一番最初に目に入る一行目の言葉が

☆ジッド(山内義男 訳) 「狭き門」 P47

でした。
ああ・・・そういえば友達に勧められて読んだ本の内容で、心に残った言葉をメモしておいたんだっけ・・・ということを思い出す。
最終更新はいつだ?とプロパティを開いてみると、

‎更新日時: 2013‎年‎8‎月‎25‎日、‏‎16:03:38

実に二年以上もの間、僕のデスクトップの一角に居座っていたわけですなw
いやあ自分が嫌になる。

で、僕の心に残った言葉ってなんだっけ・・・と、僕は視線を動かす。
そこにあった言葉は・・・。




「ぼくはぼくで、けさアリサをしっかり、どんなことがあっても……死なない限り離れないような、強烈な結婚をしようとしている夢を見たんだぜ」

「ではあなたは、死んだら二人は別々になってしまうと思っている?」と、アリサが言った。

「それはね……」

「わたしの考えでは、死ぬっていうのはかえって近づけてくれることだと思うわ……そう、生きているうちに離れていたものを、近づけてくれることだと思うわ」




う~ん、深い!!
きっと深いです!!
さらに視線を下げるともう一つありました。




 P202

≪野の百合を見よ……≫

 この簡単な言葉が、けさ、わたしを、何をもってしてもまぎらすことのできないほど悲しい気持に沈めてしまった。私は野のほうへ出ていった。そして、われ知らず繰り返し続けていたこの言葉は、わたしの心と目を涙でいっぱいにしてしまった。わたしは、農夫が鍬の上にかがみこんで労作している、広い、すがれた野をながめていた……

≪野の百合……≫されど主よ、その百合はどこにあるのでございましょう?


 

う~ん、今読んでも心が苦しくなります!!
でもまあ狭き門を読んだことがない方はサッパリ妖精かもしれませんが・・・。



この二つの文章が「心に残った言葉」の全てです。おい、心に残った言葉少なすぎだろ!!

と心の中で突っ込みつつ、さらにデスクトップを整理していると、気になるメモがありました。
その名も「ボツ」。
内容は覚えていませんが、きっと束縛スル里を作っていた時に気に入らなくてボツにした文章が入っているんだろうと見当が付きました。ボツったくせに今後何かのネタに使えるかもしれないというスケベ心を出して残しておいたのでしょう。
一体どんな文章が残っているんだろう?
と、若干心を浮つかせながら「ボツ」を開いて、その中身に目を向けた時。




リアルに苦笑いしました。
(ウワア・・・・・・)
と、若干引きながら。















毎日毎日遅くまで仕事して、辛くて、全く楽しくなくて、将来の夢も持てずに、こんなんじゃ生きてる意味がないって、そう思って仕事辞めて、仕事を辞めれば自由になれるって、そう思ってた。僕はもっと僕らしく生きることができるって思ってた。だけど、NEETになっても、周りからの目は気になるし、仕事はいつまでたっても決まらないし、お金の心配をするし、将来が不安でしょうがない。結局、仕事をしていたって、NEETになったって、何も変わらない。感じるのは虚しさだけだった。生きてることを感謝することなんてなかった。何も楽しくなんかなかった。それなら、僕の生きるこの世界のどこに居場所がある。命を削って戦っても、堕落した環境で惰眠を貪っても、生きていることに価値なんて感じられないんだったら、僕はどうすればいいんだ。なんで生きているんだろうって、いつまで思い続ければいいんだ。頑張った先になにがあるんだ。
 みんながこんな僕を見たら、きっと糾弾するんだろう。情けない奴だって、みんなはちゃんとしているのにって、働かないのはお前だけだって、立ち向かわないのはお前だけだって僕を非難するんだろう。
 たしかにそうだ。戦わない奴は死ぬしかないじゃないか。死ぬべき奴が生きているから、こんなにも世間には矛盾が満ちているんだろう。僕みたいな社会不適合者は真っ先に死ななければならないんだろう。頑張れない奴は淘汰されて当然じゃないか。当たり前なことができない奴はいない方が良いに決まってるじゃないか。そうすれば、世界はもっと良くなる。出来ない奴がいなくなれば、世の中にはできる奴しか残らないじゃないか。いらないんだよ、僕なんか。そうやって頑張ることから、生きることから逃げて、本当に情けない奴だってみんな言う。でもさ、どうしてみんなやってるからって、他人の尺度で自分を測られなきゃいけないんだよ。人に何かやらせたいなら、みんなやってるからじゃなくて、どうしてやるべきなのか、それをちゃんと納得できるように言ってくれよ。働かない、働かない奴が辛くないわけないじゃないか。働かなきゃいけないってわかってんだよ。それでも働くことができない人間の気持ちを考えたことあるのかよ。
 こうやって書いていると、自分自身だってこいつダメだって思っちゃうのに、あんたたちに僕を救えるのか? 僕自身は、僕を救えると思うのか?
 死にたきゃ死ねばいいって、言ってくれる人はいるのか?













何言ってんだこいつwwwwwww
こりゃボツにするわwwwww
おかげでブログのネタになりました!
当時の僕よ、ありがとう!!
てかこの日記公開して大丈夫かな・・・・・・。

拍手

PR